「世の中がわかる「○○主義」の基礎知識」を読む

世の中がわかる「○○主義」の基礎知識 (PHP新書 470)」は、世界中を取り巻くナントカ主義について、それぞれがどういう主張をしていて、どういった思想と対立しているかなどを図示して、素人の私にも解りやすく比較させている。
この本の良い点は、吉岡さん当人による偏向な主張が一切無く、どの思想も中立に説明されているので、嫌味が無くさまざまなナントカ主義の相関図を理解できるところにある。

だが、この手の話をすると、「●●主義とかどーでもいい、自分の個性こそ重要だ」と言う人がいる。
しかし「新しさ」を追い求めるそんな人達はロマン主義者とカテゴライズされる。
他には、世の中を否定し、人間の存在を否定し、是か否も存在しないというスタンスの人もいるが、それはそれで虚無主義者とカテゴライズされてしまう。
「どんだけ頑張ってナントカ主義から離れようとしても、その「離れたい」という行為自体が既にその人の思想だから、ナントカ主義から開放される事は無理。
無理だから出来る限り理解して上手に付き合いましょう。」とこの本は言っている様に思う。
思想はまさにその人そのものだと思うので、「自分は一体何者か」を理解する助けになるのではないだろうか。

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