Competition

前期の設計製図が全て修了して、夏季休暇に入った。
私の学校では学年共通の設計課題はこれで最後となり、今後は意匠設計・構造設計・構法演習と選択制となる。
2年の時は可能性があると褒められ、或いは先輩方から少々期待されてた事もあったが、現在は皆無に等しい。
友人にも最近は私の作品について批判を受けるようになり、それが私が意見を求めて聞かせてもらったものと、何も聞いていないのに言ってくるものとがあるものの、どちらにせよ現代っぽく言えば設計製図のKY的な結果になっている。

今何が必要で何を優先すべきか。
幾度となく敬っている先輩から聞かせてもらった事を、解っているようで実は解っていないのかもしれない。
「次も期待してるよ」という言葉は、言われる人によっては大きなプレッシャーとなり得るが、それが無くなるとかえって期待されない方が自信は喪失し、「才能が無い」「仕事が無ければもっとできる」などという形而上的な言い訳にしがみつき、そしてそれを忸怩たる思いで自分を見つめるのがここ最近のリアルな私である。

どこか強迫神経症のようなものを私はもっているのかもしれない。
わかっちゃいるけどやめられない癖。
壁による空間の境界を考える様なものより方法的に困難だと思われる楕円軌道を描いた螺旋スロープを表現する方がそこに人的要素が介入することなく、単純で問題解決するポイントが最初から見えていて、それに夢中になって時間を割いてしまう癖。

そういった中で、コンペを応募する事にした。
人生初めてのコンペティション。一応課題で1度か2度作った事のある住宅コンペである。
http://bustler.net/index.php/description/shinkenchiku_international_residential_competition_2008/

初体験にしては、世界的に著名なRafael Moneoがジャッジするお題も高度な国際コンペだが、たまたま別の調べ物で磯崎新の著書を読んでいて、そこにプラトンの立方体がたびたび登場してきた事と、メール交換をしているアメリカの建築学科生がJohn HejdukのNine Square Grid Design Problemの課題に取り組んでいる話を聞いたこともあって、これも何かの縁だと思って挑戦することにした。
ヘイダックが課題に出していた9グリッドとはなんぞやと思い、調べてみるとどうやらそれに関係した記事をTimothy Loveが書いているようなので、その資料をダウンロードしたが専門用語が並ぶ英文なので訳してまずは何が主題なのかを探る作業からはじめることにした。

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