PORTFOLIOづくり

なにかを創る職種の仕事探しにおいてとっても重要なものの1つ、ポートフォリオ(作品集)。
私なりの考え方・ポイントを列挙してみる。
※自己流なので参考にはきっとなりません。

1.時系列のページネイションは避けるべし
大学に入ってから初めて作った課題から、最近の作品までを順番に並べるのは良くない。
これは「こんなに上達しました」という風に成長っぷりを見せているように思えてしまうからだ。
過去の能力は他者にとってはさほど興味が無い。
今何が出来るのかを一番最初に持ってくるべきだと思う。
作った順番では無く、作品と作品との関係での順番である。
例えば建築家レム・コールハースの作品集「S,M,L,XL」は、作品を規模で並べている。

2.1ページ=5秒
TVCMの様に文章・ビジュアルを工夫して、数十秒で作る側の意図がわかるようにする事が望ましい。
面接内のポートフォリオを見る時間で言えば、1ページ辺り5秒以内でどういったものか分るぐらいまで洗練させた方が良い。気に入ればじっくりと見るはず。
細々としたダイアグラムや、文章をきっちりと作るより模型写真や図面をドカンと大きく乗せたほうがよい。

3.ポートフォリオ自体も1つのポートフォリオ
作品集そのものも作り手のセンス、性格がよく現れる作品のひとつである。
平面構成や字体、サイズのバランス、ファイルはこういったお店からクールな物を購入するべきか、自分でブック自体を作るべきか。
作品を紹介するフォーマットを作成するのもまた奥が深い。

4.シンプル≠良の場合もある
配色のトーンを抑え、文字は小さく最低限にするとスッキリとして、体裁が良く見える。
しかし必ずしもシンプルなレイアウトが良いという訳では無い。
文字が小さすぎたり、メリハリが無く強調すべき点が埋没してしまったりと、シンプルであることが仇になる場合もある。
あくまで「どのようにすれば自分の事を全く知らない他者に短時間で理解してもらうか」を第一に考えるべきである。

5.低ボリューム、高品質を徹底すべし
ポートフォリオに入れる作品の数は悩む所であるが、少ない方が良いと思う。
自分でもあまり気に入っていなく、説明する気もおきないようなモノは入れずに、飛びっきり気に入っている自信作のみをチョイスして入れた方が良い。
なぜかというと、採用担当者は面接者の感覚レベルも見ていると思うからである。
例えば履歴書の取得資格欄で、講習会に参加しただけで取得できる微妙な資格や、英検・TOIECで平均かそれよりやや上程度のスコアや等級を書いてしまうと、この程度で努力したと思ってしまう人なのかと思われる場合があるからである。所がよく分からないカタカナの資格を複数書くよりも、公的に認められた難関資格を1つ書いた方が印象は良い。
ポートフォリオもこれと同じで、数を増やす為に後で急いで作ったものは見破られてしまうので、本当に自信があるものだけをピックアップすべきである。

6.経緯は詳述せよ
その作品の作成日や、模型材料、ソフトウェアの種類など。
複数で作成した場合自分の担当領域を細かく書いた方が良い。
それをデカデカと書く必要は無く、片隅に小さく表の様なものを書いておけば十分である。
私の場合は模型写真のSSやF値、WBも細かく書いておいた。
これは採用担当者がカメラに詳しい場合、そこから会話が生まれる事もあると思ったからである。

7.技術力が分る作品集こそ就職活動向き
この意見には否定的に思う人がいるかもしれないが、採用担当者は学生の作品集に期待している事はコンセプトの質や、所謂「柔軟な発想力」というものよりも、ビジネスが出来るかどうかであるように思う。
企業は利益追求団体であり、やりたい事をやるだけでは無く、それが最終的に利益を生み出さなければ意味を成さない。なので作品集で見ている点は、図面がしっかり正しく書けているかどうかや、PCは実務に十分耐えうるものか、個人的な好みは抜きにして自分の作品をしっかりと口頭で説明できるかどうかなどである。

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