Googlerの英語勉強法を読む

今日の夕方、通っている公営のスポーツジムで自転車をこぎながら村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につけるを読んだ。

グーグルの日本法人元CEOが語る英語勉強法。
もうこのネームバリューだけで売れない訳が無いのだが、私もそれにつられて購入してしまった人の1人である。

目次は以下のとおり。

Prologue 英語が出来なきゃ話にならない
Chapter 1 英語を読む
Chapter 2 単語を覚える
Chapter 3 英語を聴く
Chapter 4 英語を書く
Chapter 5 英語を話す
Epilogue 英語の勉強に終わりはない

先に読了後の感想を述べると、勉強方法という意味では特に得たものはない。
しかし、読み物として、或いは英語を勉強する時の心構えとしてはその断言的な表現が読者に自身を与え、すがすがしい気持ちになれるだろう。

具体的に例をあげると

参考になった点
・翻訳本には絶対手をつけるな
その本を深く理解したいのであれば好きな翻訳者(私でいうと山形浩生氏井口耕二氏)が訳されている本を買えば良いと思うが、英文を読みたい時に訳と一緒読んだり知らない単語・イディオムが出てきたときに一々ググったりせずに、知らない形容詞は「Good」か「Bad」のどちらかに変換して読むべし

・熟語・イディオムは捨てる
ビジネスで出てくる英語に殆ど出てこないので、その時間を単語力の貯蓄に使うべし

・英借文を用意する
日本人に完璧な英作文は不可能なので、ネイティブが書いた正しい英語を読んで英借文を貯めこみ、あれこれ切り貼りして自分で再構成せよ

・自己紹介を100パターン先に用意しておく
パーティやプライベートな会話で、2時間会話が続けば良し。
なので100種類自分の関心事や自己紹介を用意し、それを臨機応変使い分けよ

本書の中でも特に面白かった事は、著者が実際に使っていたジョーク集の一部。
内容を和訳したものを一部紹介すると、

この世で最も素晴らしい生き方ってなんだと思う?
アメリカの会社で働き、イギリスで暮らし、中華料理を食べ、そして日本人女性と結婚することさ。
じゃあ、最も最悪なのは?
中国の会社で働き、日本で暮らし、イギリス料理を食べ、アメリカ人女性と結婚することだよ。

日本人の私でもブラックユーモアを暗喩していて面白い。
世界最先端の技術・カルチャーが集うアメリカと、わがままで粗暴なキャラクター。
イギリスののどかで優雅なライフスタイルと、瑣末な食文化。
中国の美味しく値段も手頃な食文化(日本ではマスコミのお陰で信頼性がガタ落ちしたが私は大好物)と、知的財産の概念が無かったり世界の工場という賞賛にもアイロニーにも聞こえるイメージ。
日本の奥ゆかしく男をたてる女性像と、都心部にちっちゃくとんでもない地価、賃貸料の住居。

異論反論だらけのステレオタイプだけで構成されたジョークだが、一般に外国人が思い込みやすいそれぞれの国に持つイメージをシンプルに表したアメリカンジョークである。

英語学校、高価な教材、デスク、PCは必要ないシンプルなメソッドと謳っている割に10冊以上も参考書をあげたり、何事も結局は本人の忍耐力という精神的なもので完結したりと、本書を読んだ事で何かが変わるわけでは無いが、Google Japanのトップに君臨し続けた著者の体育会系のやり方は、輝いている人に秘訣なんてないんだという事を教えてくれる。
MITでタンジブルを発表し、現在も世界的に有名な石井裕も「ザ・プロフェッショナル」に出演した際に同じ様な事をいっていた。

さらに付け加えれば、英語が出来ない日本人はパターンをまずひたすら暗記し、それをうまく利用して身に付けていくという点は就職活動でも同じ事がいえるのではないだろうか。
面接で言いたい事がいえるように。
短時間で自分の特徴を相手に知らせるために。
まずは自己分析をして記憶にあるけど臨機応変取り出せない深い部分までをも一度洗い出して何度も自己表現の練習をする。
Appleのカリスマ的なプレゼンテーションをするSteve jobsも膨大な時間をリハーサルに割くという。
英語を身に付ける。
行きたい企業にチャレンジする。
自社の新製品を発表する。

目的はどれも違うが、過程は全て同じなのだと感じた。

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