Diploma design-1

jzleoben_01

来月の上旬からはじまる卒業制作。
今月中旬からこつこつと手を動かし始め、大体テーマは固まりつつある。
建築用途は結局刑務所にほぼ決定。
(上の画像は世界一贅沢なオーストリアの刑務所「justizzentrum leoben」)
敷地にしろ施設の社会的存在意義にしろ、建築によって出来る事はかなりたくさんあるだろうし、長期的に取組む学生最後の設計課題の題材としてふさわしいと思った。
今練っているコンセプトのまま進めば、それに小学校を併設させたものになる予定だ。
なぜ小学校と融合させるかは、現状ではPTAや親御さんが怒るような理由しか用意できてないので、刑務所+小学校が都心部に必要だと感じた直観を頼りにこれから徐々に体系的にストーリーの組み立てを行いたい。

第一回はこれまでチェックしてきたものの一部をここに紹介。
尚、刑務所とは直接関係ないものも含まれているのでご注意。

書籍
刑務所 (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ)
元看守による刑務所のしくみが書かれたビジュアル図解シリーズ。
受刑者の分刻みのスケジュールや独房、雑居房等の間取り、そして旧監獄法から100年近く経って一昨年改正された刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律の比較等、一般的な基礎知識はこれでわかる。

ニッポン刑務所大全―知ってびっくり「塀の中」
装丁からサブカル色の強い本であるが、エピソード系満載大ボリューム。
全国の刑務所マップから始まり獄中生活のあれこれ、女子刑務所の実情、死刑囚の日常等が著者の突撃取材を基に事細かに書かれている。Amazonアフィリエイトの収益金で購入。こういう時とても助かる。

監獄の誕生―監視と処罰
フーコー著のパノプティコンを例に挙げた有名な本。
監獄が存在する目的が昔と今では違う事と、事細かに論じている。
内容が濃い&社会学、心理学に疎い私にはサラサラ読めないのでまだ読むだけで精一杯だが、今回の卒業制作にとって非常に有益な一冊であることは間違いないので、読了後感想を改めて書きたい。

映画

Birdman of Alcatraz 1961年 米国
Prison Break Season1-4
女囚701号/さそり 1972年 日本
半落ち 2003年 日本
火垂るの墓 1988年 日本
Saving Private Ryan 1998年 米国
Black Hawk Down 2001 米国
Band of Brothers 2001 米国 (テレビドラマ)
※半分戦争映画なのは無視して頂きたい

ウェブサイト・ブログ記事
Stanford Prison Experiment
情況の囚人 ― 1971年”スタンフォード監獄実験”とは
スタンフォード監獄実験について
刑務所生活
元受刑者のブログ
プリズニーズ
受刑者社会復帰支援ビジネス
世界中に衝撃を与えたジンバブエの刑務所の姿…今、何が起こっているのか
恐らく世界一過酷なジンバブエの刑務所の画像。
Milgram S.. Behavioral study(PDF)
ミルグラム実験のPDF資料
The Prison Chronicle ~リアルタイム刑務所日記~
殺人犯の獄中での出来事をその妻が代筆したブログ
The Lucifer Effect
When Good People Do Evil
ミルグラム実験に関するビデオ・記事

※内容の濃さ、ジャンルは順不同

ここ数日間仕事探し以外はこれに没頭。
まず既存の先入観を捨てて、自分なりの極刑や懲役に対する考え方や刑務所の存在意義、またそれらを建築がどう関わるかをまとめるために、分野を問わず関係がありそうなものをひたすら読み漁った。
とりあえず解った事は、私は犯罪に対して何もわかってなかったことである。

例えば刑務所にまつわる議論のなかで、取り分け話題にあがりやるい死刑制度存続か否かという話。
はじめは絶対必要で、それに何もかも税金を使って運営しているのだから受刑者の贅沢も人権も必要無いと、単純にそう思っていた。
しかし、警察に逮捕され、検察に訴えられ、裁判官がその後を決定し、刑務所がその実行を担うまでの一連のプロセスに関わる人、被害者の遺族、加害者の家族、執行人・教誨師の心情等、死刑囚を取り巻くあらゆる事柄を広く理解をしてくると、感情的なものを取り除いたとしてもとても単純に意見できないデリケートな話であることがわかる。

今回は上野と違って全て自分で決められるので、とりあえず刑務所に対して考えている事、建築で主張すべき事を今後ブログをメモ帳代わりに好例の独り言大会をまた始めることにする。

2 Replies to “Diploma design-1”

  1. wordpressより: Diploma design-1:
    来月の上旬からはじまる卒業制作。
    今月中旬からこつこつと手を動かし始め、大体テーマは固まりつつある。
    建築用途は結局刑務所に.. http://bit.ly/cD6W5

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