Surviver

現在、非正規雇用の人間にとっては喜ばしくないSilver weekに入ったので、約一年ぶりに実家に帰ってきている。
今週頭から以前日記に書いたある研究所でお仕事をもらったのだが、支払いまで約3週間以上あるので依然として生活がかなり厳しい。
なので今回の帰省はのんびり静養するというよりも、いかに工務店を自営している父親からお金を巻き上げられるかを考えている最中だ。

巻き上げるというのは聞こえは悪いが、父親の会社の業務で問題点を洗い出し、目に見える形でコストの削減なりネットワークを構築するなりしてスポットで外注者として小遣い稼ぎをするという事である。
親父の会社は所謂地元の小さな工務店で、在来の住宅とリフォームをメインに、最近では耐震補強のサービスもはじめた。
姉の旦那さん(以下A氏)も同じ所に勤めているので、ここがうまくいけば私自身の生活も比例して安定するので私にとっては別の意味で重要な拠点である。
しかしながら二人ともPCリテラシーがあまりに低く、軽く見積もっただけで数百万近く無駄にしていることが解った。

専門的なITソリューションが必要なわけでは勿論ない。
梅田望夫氏の言う「あちら側」に住んでいる人であれば無意識にしている事ばかりである。

その解りやすい例がソフトウェアに関する立ち回り方。
父親は「これ使えばインクの濃度が抑えられるからプリンタのインクが節約できるんだよ」とニコニコしながら見せてくる。

これである。
エコインクセーブ
■エコインクセーブを使えば、とっても経済的!
意外とコストのかかるプリンタのインク。エコインクセーブを使えば、簡単操作でインクの濃さを調節でき、コストを抑えることが可能です。

こんなものが2009年にもなって有料で出回っている事に驚いた。
私はすぐに「インク 消費 フリー」で検索し、こんなものがありますよと答えた。

なんでもエコ印刷フリー版
■インク節約
インクの使用量を抑えます。(最大50%カット)
ドラフト印刷と違い、高精彩のままでインクの量を減らします。
節約する範囲はページ単位で選択することも、ページ内を範囲選択して部分的にインクの使用量を抑えることもできます。※製品版では用紙も節約できる拡大・縮小機能、PDF作成機能が付属しています。

父親は驚き、「あの雑誌に書いてあったのにな。。」と本棚からある雑誌を取り出す。
その雑誌「日経パソコン」をパラパラとめくり、また私も驚く。
先生に聞けば出てくる小ネタの寄せ集めじゃないか。。)

聞けばこれを年間購読(13,800円)しているらしく、そこでエコインクセーブを見つけ、部下であるA氏に仕事中に近所のPC屋に買いにいかせたらしい。
雑誌が扱ってる情報の有用性と、もう買ってしまったエコインクセーブ代と、そして部下をその為だけに使ってしまった時間に対する人的コスト。
雑誌の記事をいくつか検索にかけてブログの記事やまとめwikiなどでもっと体系的に有用な情報が散らばっていて、980円(日経パソコン一冊分)も支払う価値は無いことを見せて、定期購読は止めさせた。
私に一通メールして浮いた分を生活費として寄付してくれればいいのに。

こんな話で済めばまだ良いのだが、究極に(私が)凹んだ出来事が起きてしまった。
ある平面図を作図後、それを自動的に3面図に仕上げてくれて、プレゼンテーションボードにしてくれるすごいソフトがあると、また親父は言う。
それは完全に私のテリトリーなので、どんなものか聞いてみると、何と100万以上するソフトなのだ。
さっそく公式サイトに行きその仕様をじっくり見てみると、BMIが実装されて事前にサブコンから部材のライブラリを用意しておけばモデリングさえできれば自動で積算し、平面、立面、断面を自動的にプロットをしてさらにデフォルトの設定である程度のレンダリングまで行ってくれる中々専門的なソフトウェアである。
ちなみにこれはAutodeskの Revit Architectureではなく、初めてしったマイナーなソフトである。
確かに価格分の処理を行ってくれる優秀なソフトウェアであることは間違いない。

しかし、ユーザーである父親とA氏は、積算は別のソフトで行い、これを間取り図に引き出し線を付けて家具写真を貼り付けただけのプレゼンボード用のレイアウトマシーンとしてか使ってない。

それならVectorworksのシートレイヤ機能がもっとも解りやすく綺麗に、それにマニアックな事も簡単にできるし、堅物そうなAutocadもシート空間にビューポートを使えば問題ない。
操作を覚えるのが面倒であれば3Dマイホームデザイナーであれば、数万円で説明書いらずで全く、いや、それ以上のプレゼンが作ることが出来る。
実際に見た彼らが作成したプレゼンボードであれば、素晴らしき無償ウェアのカルテット(JWWで作図してGIMP2で色をつけてImpressでレイアウト)で十分対応可能だったのだ。
私に一通メールして浮いた分を学費として寄付してくれればいいのに。

少なくとも事前に経営者である父親のPC周りの疑問を私が察知してうまく自分に利益が回る様に工夫出来ていれば大学院の学費分くらいは簡単に集められたと思うとかなり凹んだ。
なので昨日は初心者をカモにした(ピンクカラーの某パソコン教室、ぼったくる某PC修理屋etc)サービスは絶対に申し込みをしないで先に私のフィルターを介す事を約束してもらい、毎月定額でヘルプデスク的な事と、テクニカルサポート的な事と、作図とかプレゼン等DTP業務を全て請負という形で私が入り込めないか、現在カフェでそれらをまとめ中である。
とはいえ、私自身検索エンジンの使い方とか有用なまとめサイトとか、私のスモールビジネスの敵になる事は教えないあたり、「モッタイナイ」とか偽善を込めて言える立場ではない愚息なのであった。

されどもタイトルどおり現在は食べてく事に必死である。ボランティアは余裕がある人だけがすればよい。

1 Reply to “Surviver”

Leave a Reply

Your email address will not be published.