Diploma design-6

先日卒業設計の最終中間発表が終了した。
最初で最後の高層ビルに戸惑いながらも、19層ある全高約92mの刑務所に以前として取り組んでいる。
設計を通して周囲に問いかけたい事や、なぜ高層で新宿駅前なのかは十二分に考えたはいいが、計画に精一杯で立体的な操作が思うように進まない。他の学生は約半数が集合住宅系で、他は学校やライブラリなどの公共施設、残り数人が公園といった割合で、結局高層も刑事施設も私がいる学校では私だけという事がわかった。

タイトルは [all that we can’t leave behind -東京社会復帰促進センター新設計画-]とした。
私が好きなロックバンド、U2の曲Walk onの歌詞の一部

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All that you fashion
All that you make
All that you build
All that you break

All that you measure
All that you steal
All this you can leave behind

All that you reason
All that you care

と、アルバムタイトル[All that you can’t leave behind]からパクらせて頂いた。

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敷地は西新宿、現在は新宿ハルクがあるブロックである。
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刑務所を都市部に計画する際、幾ら都市部でも人通りの少ない場所では周囲一帯のイメージダウンは避けられない。
逆に繁華街や商業地域では、周辺とのギャップが激しすぎるので、刑務所+高層+都市部となると、意図的に象徴的でなければならなくなる。
東京には山手線沿線を中心としていくつもの高層ビルが集中した都市部が存在するが、冷たさと賑やかさが同居し、良き部分とそうでない部分両方を飲み込められるのは新宿でしかないと考えた。

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こちらがゾーニングと、簡単な図面。
ゾーンはAdministration,Benefit,Creative,Day-to-day livingの4ブロックに分けられる。
青が病院、面会等受刑者を支援し、緑は用度、会計、処遇等職員が使う。
オレンジは工場と職業訓練、そして灰色が「監獄」である。

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こちらは断面。プランからわかるとおり、筒状になっている。
工場等がその筒を貫き、7-9Fに開いた穴を通して距離を置いて内部が確認できる。

規模や動線等、卒業設計として最低限守るべき事項はわかったので、あとはやはり建築的な操作が単調すぎるのが気になる所。
1月末提出で1月の初めには模型制作に取りかかりたいので、今月中に図面とプレゼンの8割くらいまでは終わらせたい。

3 Replies to “Diploma design-6”

  1. >建築的な操作が単調すぎるのが気になる所。

    ご自身でも書かれてますが、いかにもケンチクテキ。
    プランもまとまりすぎてて、面白くありません。

    謎めいて、戦慄的美しさを!

  2. その”面白さ”が形而下的に自分が認識していないと気が済まない性分なので困っております。。

    刑務所のカタチを考える時に一般的に良とされる”ハッピー”とか”気持ちのよい”とかを押し出すことは今回とは180度違う話なので、hmnamさんがおっしゃる戦慄的で美しく、厳かな情況を高層と筒状にできる巨大なヴォイドで大まかに表現できればと思います。。

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