試行錯誤

5月の半ばくらいから始まっていた研究室のPC周りの改善プロジェクト(?)が、あと1ヶ月でフィニッシュせなばならない。
現状は、ウェブサイトは静的HTMLで、プロジェクト進行管理はGoogleカレンダーとEメール、共有ストレージはフリーソフトのサーバーウェアでWebdav接続を行って、HTTPを伝ってファイルの読み書きを暫定的にしている状態。
これらは、「これしかない」状況であれば大きな問題は特に無い。そもそも今だにISDN回線とかPen4のデスクトップとかで問題なく業務をこなしている企業もあるわけで、こういったものはやる気がなければ動かないものなのである。

昨年までいた東京理科大では、西洋建築史の研究室であった。当時はTwitterを使っているのが2,3人で、ウェブサイトは3年前くらいから更新が滞り、そのサイトはフレーム化して検索botとの相性がよろしくない所謂典型的な大学の研究室サイト。
さらに掲示板は別途無料レンタル掲示板を使用しており、セキュリティ的によろしくない。昨年の卒業制作提出前あたりに完成し、卒業して5ヶ月経った現在も定期的に更新されていて、ちょっと満足。

そのおはなしはこちらにチラホラ書いておいた。
サイトリニューアルにあたり考えたこと – YAMANA LAB.

で、似たようなことをしている今、これを色んな意味で超えなければ自分的に意味が無い。この件については研究室側のニーズを無視して自分がボランティアで取り組む以上何かしら得られないと見返りの無い労働をした気分になるのは必須だからである。
現在のカラフルな静的サイトが、例えばCMSを導入してシンプルな動的サイトになった場合、バックグラウンドでそのサイトがどれだけ賢く動いているかを評価する人は少数で、大半の人は「見た目が地味になったね」でフィニッシュなのが現状だ。

とは言え、ウェブサイトについては、Wordpressで作る事になると思うので、さほど心配していない。
もっと複雑なのはプロジェクト進行管理の方である。

「サイボウズを入れればいいじゃん」といった声が聞こえてきそうだが、グループウェアは企業だから通用すると私は思っている。それは導入時に必ずあるリテラシーの差が雇用という関係によって、嫌でも覚えるしかないからだ。
学校やサークル等、何でもいいが組織に雇用と使用の関係が無い集団ではそうはいかない。現に今の研究室ではGoogleカレンダーを見ていない人もいれば、学校のEメールアカウントをチェックしていない人もいる。見ない事について、指示に従う側は何も問題無いが、管理する側の人達にとってはそうはいかないので、彼らにとって有益な状態にせねばならない。

他には、
「メール送っておいたから」
「メール見たよね?」
「あのメールに書いてあったでしょ?」
「あのメールに添付したよ」
が個人的にすんごく嫌なのである。うまく言えないが口頭では無く文字で済ませるというのは、時間的責任が消滅するというか、メールで送った事を読む読まないについて怒る権利は弱く、とにかく「言った」「言わない」の世界をどうにかしたいのである。

そしてモバイル事情や住居環境によって不平等が発生するのもよろしくない。
例えば携帯電話かiPhoneか。携帯電話を使っている人はPCメールはPCで見る事がデフォルトだときっと認識している。iPhoneユーザーはメールを何らかのツールで「取りにいく」という風に捉えているに違いない。
ここで問題なのが、学生アカウントのメール(edu.*****.ac.jpみたいなやつ)はiPhoneだと「読めて」しまう。それが一般論化すると、「iPhoneだから学校のメール見れるよね」となり、「携帯電話じゃ読めないから仕方無い」となってしまうのだ。携帯電話でも、通常大学の情報課かどこかに学校メールを指定したアドレスに転送する機能は付いているはずだが、「それをしてまで読まなくても、ねぇ。。」が一般認識だろう。
じゃあiPhoneだって一応はIMAPで送受信を行う為の設定があるので「それをしてまで読まなくても、ねぇ。。」となるべきなのに、読めて当然であると扱われる。他にも実家組と下宿組とで、実家組は「終電だから・・・」という最強の免罪符を持っているが、下宿組は「いつでも帰れる」=「時間無制限」と扱われる場合もあり、この辺りもこのグループウェアで解決というか、平等にもっていけないだろうかと考えている。

以上の事から、私がこれから作ろうとしているプロジェクト進行管理ページの目標は、
・メールを極力使わない事
・各々の端末による不平等が生じない事
・各々のリテラシーによる不平等が生じない事
・使いたい人だけ使っているという状態にならない事
この4つである。

メールを極力使わない事
現在、プロジェクトの情報共有や次回MTGの連絡等、ほぼ全てをメールでやり取りをしている。
誰が誰にいつ何を送ったか残るので便利かもわからないが、1日7、8通そういったメールに加えて、他のメールも混ざりだすとメールソフトの検索機能だけでは追いきれないものがある。メールの望ましき使い方は、メルマガやメーリングリストよりも、個人に用があり、尚且つ急を要さない様な内容を中心にしたい。

各々の端末による不平等が生じない事
iPhoneを持っている人がいれば携帯電話の人もいる。Macの人もいればWindowsもいる。iPadを持っている人もいる。人によって情報端末の数に幅がある。○○だから見れないということにはなってはならないので、OSやスペックに依存したソフトウェアはよろしくない。選択肢としてありなのは、モバイルブラウザ、iPhoneサファリに対応しているブラウザ型のグループウェアがFA

各々のリテラシーによる不平等が生じない事
上記と同様に日常生活にどのくらいITが入り込んでいるか、これにも幅がある。なので分厚いマニュアルを皆読んでねといったわかりにくい操作方法ではよろしくない。必要最低限・説明書不要で分かりやすいインターフェイスを用意する必要がある。

使いたい人だけ使っているという状態にならない事
これは1番目の目標と同様に必須である。一部の人たちが使っていては統合した意味が無く、使用者全員のブラウザのトップページがイントラページのようにそのグループウェアにしてもらい、導入期は強制的に使用してもらうことにする。

こんな長々と書いた割に、実際にやることはXoopsで目的に適うモジュールをシコシコと取り入れてバランスを見る程度だが、時間があまりないので手際よく進めていきたい。

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