Good souvenir for me

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先週末、出張でシリコンバレーへ行っていた友人が帰国し、色々話を聞いた後でカリフォルニアの風を包んだ素敵なお土産を頂戴した。
彼からは昨年に上海のスターバックスのタンブラーを貰ったばかりなので、私も近い内にどこかへ行ってなんとかせねば。

今回貰ったのは、Intel Museumのお土産コーナーにあったというLee’s社製のシステム手帳。帳右下とボールペンにintelのロゴ付のナイスな品。

欧米のビジネスコミュニケーションの常識や、本物のMatt Cutts氏がいたという話を聞いた後、先月に購入したThinkpad X61の為に、秋葉のスリーベルで2GBのメモリを購入した。
ラップトップPCというのは、どこか手塩にかけて育てたくなるような感情をもってしまうものだ。

Kerkythea.org

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Kerkytheaのドメインが非営利団体の.orgに変わってますね。
whoisで調べるとどうやら取得したのは一昨年の様ですが、現在のjoomlaから移行するんでしょうか。

Kerkythea Program FAQ

公式サイトのFAQ集に基本的な質問が載せられています。

外国人の我々には、ネイティブなら簡単なことをよくつまづいてしまうと思うので参考までに。

Program FAQ
About basic use of kerkythea software

・オブジェクトをクリックしても反応しません。なぜでしょうか?
はじめに、レンダリング中か他の機能を動作させているか確認してください。
(レンダリング中は、少しロックがかかり、オブジェクトの移動や選択が出来ません。)
ツールバーの矢印マークにチェックが無ければ、他のモードを使用していて、これもまた上に同じです。そのような場合は、Escを押してSelectionモードに戻ってください。

・Kerkytheaを起動しても、まず何をはじめたらよいのか解りません!
Kerkytheaは、レンダリングソフトなので、モデリング機能等を備えたオールインワンソフトでありません。
3DCGを作成する時に、あなたはモデリングソフトを必要とします。
出来上がったモデリングデータを、3dsかobj形式で保存するか、各モデリングソフトに対応したエクスポーターを使用してxml形式でファイルを保存します。
その状態で、Kekytheaでまず最初にする事はそのファイルをインポートする所からです。

・ファイルをインポートしました。その後は?
Renderボタンを押してレンダリングしてみてください。
これは、カメラの視点やモデリングソフト内で各自が設定した事柄(太陽光の位置、マテリアルetc)がそのままKekythea上で設定してくれるからです。
OKボタンを押すと、レンダリングが始まります。(Kerkytheaのタイトルバーにその進行状況が表示されます。)

・レンダリングボタンを押した後、それはどこで確認できますか?
イメージは、右下の小さなプレビューウインドウの中で見ることができます。
これは200×200ピクセルサイズに縮小されたプレビューイメージです。
解像度やサイズなどを設定した通りのイメージはメニューのRendered Imageを押せば表示されます。
しかし、設定によってはイメージ画像が出てくるまでに時間がかかることがあります。
レンダリングが終わったら、SAVEボタンを押して保存しましょう。

・オブジェクトの縮尺はどうやって設定しますか?
ViewメニューからGizmo>Scale.をチェックします。そうすると、オブジェクトをクリックするときはいつでもスケーリング設定画面が表示されます。
そこにある座標フレームのポイントをドラッグして設定してください。また、キーボードの『G』ボタンを押せば同じ設定が出来ます。

・イメージ画像のエッジがギザギザです、どうすれば滑らかになりますか?
Render SetupでAntialiasing Method (アンチエイリアス処理)をProduction AAとして設定します。
Antialiasing Thresholdは、0.3にすれば通常のレンダリングでギザギザを取り除くのには十分です。

・レンダリングは出来ますが、とっても暗いです。どうしてでしょうか?
暗くなってしまうのは、色々な異なる要因が考えられます。
モデルがある空間上の照明がアクティブかどうか確認してください。
アクティブでも、あまりオブジェクトと距離があると暗くなります。

・Kerkytheaを使う上で、PCの動作環境はどれくらい必要ですか?
スムーズにKerkytheaを使うには、メモリは512MB以上必要でしょう。
高品質で複雑な場面をレンダリングする場合は、1GBは必要です。
3ボタンのマウスと最低限の解像度の1024×768(32ビットのカラー)もオススメします。

自宅のPCは2GBですが、1GBでは難しいと思います。。

Sketchup関連書籍 発売

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九天社より、今月15日に「Google SketchUP for professional」が発売されています。

目次

0.イントロダクション

1.基礎編
1.1 Google SketchUp 6でできること
1.2 Google SketchUpのインストールと起動
1.3 Google SketchUpの基本設定
1.4 作図の基礎(1)
1.5 作図の基礎(2)
1.6 サンプル1 テーブルの作成
1.7 サンプル2 建築物のモデリング(1)
1.8 サンプル2 建築物のモデリング(2)
1.9 サンプル2 建築物のモデリング(3)
1.10 サンプル3 モデルを効果的に表示する
1.11 スタイルの設定
1.12 写真照合
1.13 モデルの公開

2.応用編
2.1 Google SketchUp Proの位置づけ
2.2 Google SketchUp Pro+Layout
2.3 Google SketchUp Pro+Style Builder
2.4 Google SketchUp Pro+SU Podium

3.作例紹介
3.1 実践モデリング
3.2 作例1 法隆寺夢殿
3.3 作例2 餃子屋「天風」
3.4 作例3 M-PROJECT
3.5 作例4 朝日住宅

Appendix
Google SketchUp Pro Piranesiの連携/Rubyプラグイン/Magics+Dimensionによる3D出力

ざっと立読みした感想になりますが、過去にSketchupについてのリファレンスブックはいくつかありますが、これは最初から最後まで建築に特化しています。モデリングの仕方も、図面をスキャンして、そこからアナログにトレースする方法や、GSUの操作性を維持したまま簡単にプレゼンテーションファイルが作成できるGSU Layoutの紹介など、全くの初心者でも一通り学べる仕様です。個人的な意見として、本書は4200円と高価なので、GSUのフォーラムやヘルプを見ても同じ情報は得られるでしょう。

尚、後半の作例でウェブを通じた知人のayihcustさんが作成した法隆寺夢殿が紹介されています。

3Dプロッターで模型にしているのがあり、可愛かったです。笑

Only the Paranoid survive

大学の2年目が終了し、春季休暇に入った。
去年の今頃と比較し、成長が見られる部分と、反省すべき点をピックアップしてみることにした。

このブログに公開している課題作品はすべて2年生になってからのものである。
昨年5月からの小さな光の空間から、先月発表した公共図書館まで段々とスケールアップし、課題とテストが重なる時は仕事を休んでしまった事もあった。

1年生の時と今とで、大きく変わった部分はコンピュータが絡む範囲が大きくなった事である。
2年の夏頃から触りだしたSketchupとKerkytheaという二つのフリーソフトに出会った事により、大幅な制作時間を短縮出来、その代わりにプレゼンのレイアウトなどに時間を充てる事ができた。

だが、やはりスタディ不足は否めない。私は毎度の様に、形が出来始めた時はあまり重要で無い部分を必要以上に拘り、締め切りが近くなると大事な部分をファジーにしたまま仕上げるパターンに陥る。
今年はより計画的にスケジュールを詰めて、「考える」時間をたくさん取れるようにしたい。

反省すべき所は、知識方面での建築をおざなりにしてしまった点だ。
書く事が非常に恥ずかしいが、建築学科生として当然知っている事が知らなかったという場面に何度か遭遇し、3年生が始まる前に一通り復習する事にした。

先週から始まった約2ヶ月間の長い春休み。
私は目標を三つ決めたのでここに書いておく。

外国語を学ぶ
今に始まった事では無いが、後に書くプログラミング言語も私が使うフリーソフト類も、CADのコマンドも全て英語である。英語も日本にいながら英語で道を聞いてくる外国人も決して好きでは無いが、黙っていては飯が食えない国になってしまっている様なので、生き残る為にはやるしかない。

構造力学・環境工学・材料学・線形代数学を一通り見直す
今のところ構造系の研究室へ行こうと思っているので、テスト前に流しそうめんの様に覚えて忘れかけている所を再度チェックしておく必要がある。
環境工学は後期の先生がユニークで楽しかったおかげもあり、やや高度な生活の知恵として、
材料学は、マテリアル好きの私へ特性値などの数値的な知識を、
線形代数学は、構造力学の為にも3次元を把握する為にも私の行動する基盤として、それぞれ復習する。

コンピュータを学ぶ
2年生の中盤から2DCAD,ベクトル系ドローイングソフト,フォトレタッチソフト,3DCGソフト等、いろいろなソフトウェアに触れて、大学で学ぶスタイルをパソコン中心に移行してきたのがここ半年間の大きな変化である。
仕事でも上記のソフトやオフィス系や解析ソフト等も使うが、これらは全て私はどこか優秀な人たちが作ったプログラムの中で動かしている1ユーザーであること他ならない。
という訳で自分の為にも今後の設計課題へのヒントもあるかもしれないと、プログラミングを学ぶ事にした。
何がどうなっているのかは解らないが、一通り海外のサイトなどで言語の歴史を調べてみて、まず始めに関数型言語が面白そうなのでLISPからやってみる。(これこれを読んで急に気になった。)
あと興味があるのが、XML,C,Perlであり、いずれはRubyでGSU用のPluginを作ってPushpullbar2などで紹介できる所まで出来れば、今まででは考えられない程の自己満足を得られるに違いない。

以上3つの自分への課題をこなしながら、密度の高い3年目を迎えられるよう備える事にする。

Kerkytheaを日本語化

Tosiharu Kさんのブログ「sketchup+etc」にて、Kerkytheaの日本語版Languageファイルが公開されています。

http://sketchupetc.blogspot.com/2008/02/kt_11.html

かなりの作業だったと思います、Toshiharu Kさんに感謝。
regファイル付で、スイッチの様に日本語と英語を切り替えられるようです。
私は英語は全くダメですが、GSUもKerkytheaも英語版から触りはじめたので慣れてしまいましたが、これからという方は是非。

[pushpullbar]2

設計製図の課題を進めていく上で、情報収集は欠かせない。

特に海外の建築については、著名人の作品であればきっと新建築やAUに紹介されるだろうし、日本国内にあれば実際に見に行けるだろう。しかし、世界的にはまだ知られていない世界中の建築家の作品を探す事は中々難しい。

今回ここに紹介するオーストラリア発の総合建築フォーラム[pushpullbar]2は、世界中の人が各国の最新ニュースを紹介したり、学生の作品をアップロードして海外の建築家に診てもらったりできる優れた掲示板である。

日本人の利用者はまだ少なく、建築家の橋本健さんがここのモデレータをやられているようだ。黒川氏の訃報や、日本の建築作品を紹介したりと、それらの記事を英語で見て、世界中の人がそれをどう見ているかが解り、非常に興味深い。

私も前回アップロードした[FAS]という作品を作るにあたってmrkutaiという名でこのフォーラムに参加させてもらっている。そして参考になりそうな図書館を教えて頂き、完成後にはイギリス・インドネシア・アメリカ人の方にコメントを頂いた。私の苦手な英語で、辞書を引いて無理やりくっつけていったコンセプト・説明文を何とか理解してくれた様で助かった。

海外の学生作品が見られるのも大きな魅力である。特に模型の作り込みや、プログラムの構成方法、プレゼンのレイアウトに注目している。

海外のソフトウェアの使い方や、各レンダリングソフトの比較などなど、個人的な意見であるが、この優れたの優れたフォーラムをフリー(無料)で参加してインプットとアウトプットを繰り返す事は、とても濃度濃度の高い情報とコミュニケーションが得られ、ある意味オープンデスク以上のリソースに触れ合えるのでは無いだろうか。

Das Keyboard Ⅱ

サッカー選手ならスパイク、美容師ならハサミ、庭師なら剪定ばさみと、毎日使っているものにはこだわりの道具を持ちたくなるものだ。

私の場合でいうと、パソコンを一日10時間以上近く使う。
前から思ってはいたが、自分専用のキーボードがそろそろ欲しい。
ということで、秋葉原へキーボードの試し打ちをしてきた。

キーボードは大きくわけて2種類ある。
一つはメンブレン方式という、もっとも一般的なもの。これは簡単にいうと2枚の平行したフィルムにそれぞれ通電するインクが印刷されていて、キーを叩くとそのフィルムが触れて、信号をコンピューターに送るというものだ。

そしてもう一つはメカニカルスイッチ方式。こちらは元々は昔のキーボードの構造であるが、キー一粒一粒にスイッチが独立していて、単純にそのキーを押せばスイッチのON OFFが行われるというもの。

私が希望していたものは、メカニカル方式で、キータッチが軽く、不要なものを省いて永く使えるもの。
そうとなると、PFUのHHKBか東プレのRealForceが本命となってくる。
(とはいってもHHKBは東プレのOEM製品なので、基本構造はさほど変化はない。)

実際に試し打ちした中で人気がある2種をご紹介。
なお、映像はYoutubeにアップされたものを貼っただけなのでご了承願いたい。

まずは東プレ製RealForce

世界中で大人気の日本人が開発したキーボードである。
静電容量無接点方式という独自の技術を用いて、キースイッチと電極まで接触せずに信号を送るため、磨耗がなくチャタリングが防止できるというスグレモノ。

続いてHappy Hacking Keyboad
無駄を一切省いたプログラマー向けの製品。こちらも2万オーバーと手が出しにくいが、ファンクションキーも省かれコンパクトにまとめられた一品。

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さて私の理想に一番近いのはどれだろう。
当初は東プレの英語配列キーボードにしようとしていたが、ネットで調べていたらチェコ製の「Das Keyboard」という製品を見つけた。
英語でいうとThe Keyboardという意味で、自信満々のネーミング。
それもそのはずこちらのキーボードには文字が印刷されていないため、どこにどのキーがあるのかわからない。
その売る気配がまったく見られないのがThe Keyboradなのだ。

Das KeyboardⅡにはドイツ製のスイッチが使われいて、非常に軽く音が気持ちよい。
さらに調べるとキーの押す箇所によって、人差し指や親指が関わるスペースキー周辺は重くなっていて、小指や薬指が使う範囲は軽くチューニングされているというのだ。

結局そのネーミングと音が気に入ったので購入した。
ただの入力装置に過ぎなかったキーボードに新たな楽しみが加わったようだ。

Sketchupで社寺モデリング

私がもし外国人であれば、Sketchupユーザーであれば間違いなく興味を持たざるを得ないユニークなサイトがあります。

ayihcustさんが作成されている、
その名も「Sketchupで社寺モデリング」。

http://www.ath-j.com/~sketchup/

日本の社寺建築をSketchupで作成されている方のサイトで、ここまで細かく作られているのはおそらく世界でここだけかと思います。その美しい完成品はダウンロードコーナーにて.skpファイルのままDLできますし、飛鳥時代を象徴する「卍崩し高欄」などのパーツをコンポートネントに取り入れられるように個別に公開をされているという、ホームページの画像もサイトの内容も非常に豪華なサイトです。

という事で、私もさっそく法隆寺五重塔をDLさせて頂き、Kerkytheaにて夜明けをイメージしてレンダリングをしてみました。(全景だと私のPCスペックでは厳しいので上半分で申し訳ないですが)
建立当時、この塔の固有周期が地震と共鳴しない事を知って建築されたのかは分かりませんが、先人の創意工夫あって今日の超高層建築があると思うと、無機質な高層ビルにも愛着が湧いてしまいそうです。

法隆寺を実際に見に行けば、法律を作ってまで守り抜いてきたその奥深い歴史を窺い知る事はできますが、美しいからといって雲肘木を持ち帰ったら当たり前ですが捕まってしまいます。
そんな時にこそ、社寺パーツコーナーで雲肘木をダウンロードしてSketchupでグリグリしてみては如何でしょうか。

Flying the bullet, or when did the future begin? – Sanford Kwinter

Flying the bullet, or when did the future begin?

弾丸を放つ事、あるいは未来はいつ始まったのか。

この文は、新書「建築家の講義 レム・コールハース」の最後の章に掲載されている、Sanford Kwinter氏のRem Koolhaas人物評論でのタイトルである。 この本は米国:ライス大学でのRem Koolhaas(画像左)の講義内容をまとめた小さい割に高価な新書であるが、右の紹介本コーナーのコメントにも書いたとおり、Remの講義の後、この「Flying the bullet」でKwinterが論じる、元米軍天才パイロットChuck YeagerとRemを対比させた話がとても興味深いのでここに紹介する。

 

「楽観主義を危険に変えるということ、そしてその危険に何かを語らせるということ」という知的操作が、彼の建築的なプログラムの核心を貫いているという内容から、本書はスタートする。
Remの作品やプロジェクト、論文は常に良い意味で期待を裏切り、刺激的だ。 彼の著書「錯乱のニューヨーク 」を読んでも分かる通り、Remのデザインコンセプトには、典型的な「良」とされるパターンが見つからない。
資本主義を歓迎した極めて現代的で断定的な建築理論と、圧倒的な情報の処理量から出てくるOMAのプロジェクト案は、Intel社のco-founderであるAndrew Stephen Groveの著書「Only the Paranoid Survive-パラノイア(病的な心配性)だけが生き残る」の建築版であるかのようだ。



・空中戦も建築も4次元
イェーガーの飛行機操縦の格言として「弾丸を放て」という言葉がある。

A点にいる自分とB点にいる敵機は、自機がB点にいくまでの時間がある故、当然ながら敵機はそこにはいない。
つまり空中戦は3次元ではなく、時間の変化を取り込んだ4次元上で行われ、弾丸が命中する時間軸上に敵を誘導させるために自機を自分の身体の延長にすることができなければならないというのだ。

本文を一部引用すると、
飛行機は非常に複雑な金属である。例外的なほど高度に組織され、もちろん生命に満ち溢れている。 十分に熱い、つまり均衡状態から十分離れているが故に、安全領域の境界に近いのであるから、本当はそれ自体の金属的な性質に「語らせる」べきなのである。 中略 そのためには私達はまず飛行機のことを忘れなければならない。あなたの意識の焦点が開くにつれ、飛行機はあなたの中に引き込まれていく。

そして、イェーガーの言葉
-旋回のことすら考えるな。ただ頭か身体を回し、飛行機をついて来させるだけだ。狙いを定めたら、その位置に弾丸を放て。

自分と敵機の間にある自機の「飛行機操縦」というのを忘れて、ただ狙った位置に弾丸を放てば勝利する。そこにはコンピューターの計算は無く、人が時間への連続体から離れ、非線形上で戦っているようだ。
戦闘機パイロットの話であるが、建築家のRemは同じような意味合いで「プランニングを忘れろ」と言う。これらが正しいというKwinter氏はその理由として、「空中戦で成功をおさめるための基本は、科学技術の急激な発達にも関わらず、第一次世界大戦から変わっていないから」と述べている。


・根無し草
Remの講演で、潜在的には可能で、もうすでに実現されている建築の新局面として六つ定義をしている。

1過密
2ヨーロッパという新しい概念
3ビッグネス
4内部と外部の乖離
5情動、或いは何らかの特性を持った純粋なマス
6根無し草

この中でも「根無し草」というものが、私の中で建築に対し一番モヤモヤしている重要な定義そのものなのだ。
本文を要約すると、ゆるやかで奥深い進展(その場所で育んできた歴史や風土)と関係を絶ち、近代後期の資本体系、人口統計、国際化のキーワード「速い・安い・制御不可能」を再領域することだという。この本の最初に「建築家は危険な職業です」と何度も繰り返すRemは、まさに空中戦の中で安全領域のギリギリの中で仕事をする「危険」な人物である。

私は学生であり、建築以外にも同じかそれ以上に興味のある事がたくさんある。
最近ではダニエル・ピンク著の「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」に書かれているような、数学からアパレルへ、医学からコンピューター業界へと、異分野の人が創りだす新たなコンセプトが今後の重要なキーワードであることは間違いない。
根無し草でいることは非常に危険であるが、OMAの様な歴史的に定義されてきた建築の基本というものを、全て洗いざらして再定義し、それを過去の歴史に認めさせるという大胆なやり方は、それらはYeagerとRemがいう「決して予測されてはならない」なのだから、私が気づかないうちに生きている間に大きなビッグバンが起こるのかもしれない。

GSUかSketchup proか

結構前になりますが、Sketchupの最新バージョンのSketchup6の日本語版が公開されて、私の大学の周りでも使い始めた人も増えてきています。
私は仕事ではGSUは使う機会はありませんが、フリーソフトのGoogel Sketchup か有償版のSketchup proの違いがそれほど大きくなく、未だ購入しようか悩ましいところです。

というのも私の場合、アカデミックライセンスでの購入が可能なので、1年間9000円(問い合わせた所、コマーシャルライセンスとの違いは使える機能は同じで商用利用か否かのみ)ならば安いとは思いますが、Rubyスクリプトは当然の事ながら、遂には2Dイメージ出力の設定も有償版のアドバンテージだったものがフリー版でも使用できてしまい、結局の所エクスポートが要になってくるかと思います。

フリー版でも3Dデータで書き出す事は可能です。GSU★PARAさんが紹介されているeDrawingsや、LTplus Google SketchUPプラグインのobj_export.rbからobjファイルを書き出して、コンバータでDXFにしてやれば一応は3dのベクトルデータになります。
CAD&CGマガジンでもこれらの方法は紹介されているので、フリー版でも3Dデータで出す事自体は可能であるのは事実です。
しかし、私が素人だからかも分かりませんが、フリーソフトで出した3Dデータは使い物ならないんです。
スケールも壊れてますし、面は全て三角形として書き出されます。

やはりストレス無くエクスポートするためには有償版しか無いのでしょうか、昔は私は@Last Softwareから出していたSketchup pro5Jの8時間体験版をダウンロードして、GSUで出力一歩手前まで作成して、体験版で3分以内エクスポートして貴重な8時間を使っていたりしていましたが、Sketchup6にバージョンアップした際まだ200分以上余っていたSketchup5 proJの体験版が消えてしまい、仕方あるまいとインストールした6の体験版は何故か最初から使用期限が切れているとメッセージが出ていて、もう作業時間をお金に換算すれば十数万円近くお世話になっているソフトなので、有償版を買ってもいいかなと思っています。

しかしながら、フリー版で3D出力ができる.kmzファイルが使えるGoogle Earthは、ソースコードが全て公開されているので、いずれどこかの優秀な方がdxfに変換するツールを作るのは時間の問題じゃないかと思います。
既にGoogle Earthの景観に使われている灰色のモデルもOGLEで変換する事もできます。

とはいいつつ課題の締め切りまであと一ヶ月なので、ここは9000円払って好きなだけエクスポートできる状態の方が安心かもしれません。(2Dのepsへの書き出しもプレゼのレイアウトに最適ですし)

おすすめの英語学習SNSサービス iKnow!

私好みのweb2.0的概念を用いた優れたSNSサイトがある。


iKnow  http://www.iknow.co.jp/

日本ではmixiが圧倒的にSNSを支配している感があるが、こちらは英語を学習したい人に特化したサービスだ。

その英語学習アプリを、運営するセレゴジャパン社から一部抜粋すると、

iKnow!は同社が脳科学/認知心理学の立場から米国ハーバード大学教授をはじめとする多くの研究者をアドバイザーに迎え、「暗記」の効率化を目指して 開発した学習エンジンを用いた一般向けサービス。日々の学習状況を全てモニターしてデータを保存し、個人の得意/不得意を把握した上で最適な学習プランを 自動生成し提供するラーニングシステムと、「iKnow!学習アプリ」「ディクテーション・アプリ」の2つの英語学習アプリケーションを備える。

と、難しい事が書かれているが、利用者の立場からなぜ知人に勧めたくなるのかをまとめてみる。

・優れた学習手順
このサイトに入ると、チャンネルという項目がある。その中にはlikeやwalk等の基本単語を0から学習するものから、ビジネス会話に特化したもの、TOIEC、TOEFL、GMATに絞ったものまでたくさんのチャンネルから好きなものを登録していく。
私の場合、ビジネス英語とTOEICとTOEFLを選択して、苦手なディクティーション用に初級レベルのチャンネルを登録してある。
学習記録は常に保存され、フレンド登録した人達のレベルも見る事ができる。
実はこれが結構重要で、スコアは常に変化するので500単語くらい学習すればある一定のスコアに落ち着くので、上級コースにいるからといって自分のレベルがバレてしまう、そんな良い意味での「プレッシャー」を与えてくれるのである。

・質の良いアプリケーション
ではどのように学習するのだろうか。
学習方法は3つあり、iKnow!とディクティーション、あとモバイル用がある。
iKnow!ではレッスンを始めると覚えるべき単語が10個?表示されスタートボタンをおすと学習時間のカウントがはじまる。
順々に覚えていくのではなく、次どの単語のどんな問題が出るのかランダムなので1,2つ目の単語が最後の方に出てきたりして、効率よくレッスン内で記憶させるための工夫がしてある。
続いてディクティーションは、選択したチャンネルごとに用意され、そこで覚えた単語にくっついている例文の音声からタイピングしていく。
私がこれを始めた頃は最初でてくる単語が簡単すぎたので常に上級者レベルにいたが、進めていくと分からない単語も出てきて一気に初級者レベルまで堕ちてしまった。
iKnow!を30%くらいまで終わってから始めたほうが合理的だろう。

・運営側のビジネスモデルがよく分からない
iKnow!は、ユーザー登録なしでも全ての機能を使う事ができるが、学習記録を保存してくれない。
10代の頃、散々英会話スクールにお金をつぎ込んでいた私は、ユーザー登録をすれば何かしら勧誘があったり、mixiの様に広告リンクだらけかと思っていた。
だが広告は一切ないし、何で収益を上げているのか分からない。
現在はβ版なので、いつかは正式リリースをして明らかになるだろうが、ここまで儲けの仕組みが使ってる側にわからないのは珍しい。

・堂々と英語ダイアリーが書ける
ここに集まる利用者は皆英語を学習したい人なので、中には英語で日記を書かれている方もいる。
普通のSNS(例えばmixi)で英語でいきなり日記を書いても、私から見るとマイミクシィが日本人なのに英語で書く意味解らず、西洋コンプレックスにしか見えないがiKnow!ならそれが文法的におかしくても書いたほうが良い。
なぜかというと、チャンネルの各担当者とフレンド登録しておけば、間違っている部分やこう表現したほうが良いなど、ネイティブから英語エキスパートの日本人まで細かく添削してくれるからだ。
それに特化したサービスで、友人のKensaku氏に教えてもらったランゲートという交換日記形式もあるので、ギブアンドテイク的な目線で見ればこちらのほうがお互いモチベーションを維持したまま続けられるので期待する結果が得られるかもしれない。

・簡単ポッドキャスティング
iPodを持っている方であれば、ユーザー登録をすれば自分用のポッドキャスティングのフィードを教えてくれるのでiTunesで登録すれば勉強した例文の音声をiPodに転送していつでも復習することができる。

こんなに私が薦めるのは、先ほど述べた様に英会話スクールの苦い経験があっての事だ。
今思い返してもやはりレッスン料が高すぎる。平均相場は1レッスン3000円辺りだろうが、今はウェブ上で英語圏の学習パートナーを探せばSkypeでいつでもネイティブと会話ができる。
当然相手は日本人の事情はわからないし、私も英語圏の人の日本語観がわからないので正しくは教えれないかもしれないが、昔ピカピカしていたNOVAのサービスのVOICEルームの様なものはスカイプを使えば十分ではないだろうか。
私の独断と偏見であるが日本語の仕組みがわからない講師が日本人に英語を教えるのは中々難しいと思うのだ。

英語を学習したいが、それに関連する本を買い漁って実際あまり集中して勉強できない私の様な方であればiKnow!を是非オススメしたい。

Google Sketchup

Sketchupは、今年最も私がお世話になって、そして最も驚いたフリーソフトです。
元は違うソフト会社から有料で販売していたものですが、米Google社が買収しフリーソフトとなって誰にでも利用できるようになりました。
Sketchupは二部学生にとって、とっても強力な支援をしてくれます。
私の場合、日曜日しか大学と仕事以外の事をする時間が取れないので、必然的に合理的に処理しなければなりません。(コンピュータに詳しい方であればもっと良い方法があるかと思いますが)
例えば課題でスタディ模型を作る際、そのスタディの目的が天井高の調整であったり、遠くから見えたイメージを確認するためのものだった場合、そのためのスタディ模型を制作する時間は中々取れません。
だからといって3DCADだと、機械的な入力作業で立体物を作っていくので、ちょっとした疑問に対してすぐに答えてくれるようなソフトが、まさにSketchupです。

直観でクロッキー帳にメモ代わりに描いたスケッチをSketchupに読み込んで、パスを追っかけてPullツールで引っ張ればもう3次元物体の完成です。
コンピュータ上で一から何かを作っていくのと、実際に手を動かして作っていくのとでは当然ながら違うものが出来上がってしまいます。
その差を限りなく埋めてくれて、作っている人のイメージをすぐにディスプレイに表現してくれるSketchupは、今までの常識化していた課題を作るプロセスを大きく変える可能性を秘めた、とても優秀なフリーウェアです。

※有償版も販売されています。Sketchup Proであれば3次元ベクトルデータの出力や、EPSフォーマットで出力してイラストレータで加工できたりします。

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Kerkythea

今回は3Dレンダリングソフト「Kerkythea」です。 公式サイトによるとIoannis Pantazopoulos氏が2004年9月に作成したフリーソフトとの事です。
私がはじめて出会ったのは今から1ヶ月半くらい前で、ちょうど設計課題の延長線上で3DCGを少しやってみようと思って試していたら、その解りやすいインターフェイスと、フリーとは思えない高性能ぶりに驚き、結局本当の提出物の一つにしてしまいました。


私の課題はSketchupで最初モデリングをしていくので、このKerkytheaであれば太陽光の設定やマテリアル、照明器具類がそのまま反映されるので特にこだわらなければあっという間に作れてしまうスグレモノです。
本番用のCGはもちろん、途中スタディ模型では難しいマテリアルの表現や、採光などはこちらで作った方が捗るかと思います。

インストール方法と、一通りの使用方法は、GSU★PARAさんのページに詳細が載っているので参考にしてみてください。 日本語版は出ていません。 マテリアル編集画面には物理用語がたくさん出てくるので解りにくいかもしれません。

只今公式マニュアルを翻訳中なので、その出来栄えはお見せできる内容でしたら私のブログにもKerkythea特集を書いてみたいと思います。

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課題の提出期限について

私には絶対的に守らなければならないこだわりがある。

それは、課題の締め切りを間に合わせる事だ。
しっかり課題をこなしている人にとっては、あまりに自明な事であって、わざわざこうやって話題に持ち上げる事でも無いと思うに違いない。
だが、与えられた期日に間に合わないという事がどれだけ重い事かについて、今一度考えるべきだと思い、私なりの期日への考えを書くことにする。

まずは、期日とは何を意味するかについてだ。
建築学科生は、その対象があまりにも大きいため、プロダクトデザイン学科の様に、リアルな実物大のモックアップを作成し、現実的な検証をすることは難しい。
学生一人一人が実際に建築物を作るという事はまず無いといっていい。
なので我々は模型を作り、図面を書き、伝達手段としてイメージ画像やCG等を用いて第三者に作品の意図を伝える。
全てシミュレーションが前提の作業である。

制限ある敷地に、設定されたクライアント像、実際に建つかどうかはそこまで重視されない為、与えられた命題にどう答えるかが設計課題の主たる評価対象である。

私の学部は夜間部なので、既に設計実務をしている方もいれば、高校を卒業後現役で入学してきた全くの未経験者もいる。当然実務経験者の図面や模型は正しく美しいが、やはりアイデアが肝心であり、必ずしも経験者が有利とは限らない所が、この設計製図の面白い所でもある。

さて、期日とは、この場合でいうと何を意味するのか。

仕事でいえば期限は絶対を意味し、私の仕事の場合でいっても希望している期日に間に合わないと判断すれば、即座に断らなければならない。
誰もがスティーブジョブズの様であってはならないのである。

学生課題となると、間に合わないからといって、社会的信用をそれほど失う訳では無く、せいぜい講師から期待されなくなるくらいで済み、さほど罪深い行為では無い様に思える。

期日に間に合わないという事が、周囲の期待や信頼などの何かの損失につながるという事を言いたいのでは無く、価値観的な論点から期日に間に合う事が如何に重要な意味を持つかについてを書きたい。

作品を完成させるという事は、自分でピリオドを打った事を意味している。
課題内容を発表されたその日から、布団の中、電車内、仕事の休憩中、トイレなど、至る所で構想を練り、自分のパターンが出来上がってきたら、次第に立体へ形を作っていく。
その日の夜、すごく良いと思っていた事が、翌日の朝にはイマイチだと思う事もある。
そうしたモヤモヤした日の中でも、いつかは完成させなければならない。
作品は妥協無しにはありえないと私は思う。

そういった経緯で完成した作品は、自分が終止符を打ったので、作品の「責任」たるものが確立される。
完成させたので、逃げ場はもう無い。
完成させた後に「ここはこうしたかった」というタラレバ的な事を言っていては美しくない。
提出する事によって責任が出来上がるのである。

未完成のままだと、これがどうなるか。
終わりが無いという事は、極端にいえば、形もコンセプトもまだ幾らでも変えられるという事である。

仕事が忙しくて時間が取れなかったのかもしれない。あるいは1ヶ月という短い期間では十分にまとめる余裕が無かったのかもしれない。
いくらでも理由はあるだろうが、私達第三者が見るものは作りかけの作品で、あとは「ここはこうしたかった」と形の無いものへ自らが補足していくしか道は無いのである。

こういった思いもあり、提出期限というのは絶対的に守らなければならない。