GSUかSketchup proか

結構前になりますが、Sketchupの最新バージョンのSketchup6の日本語版が公開されて、私の大学の周りでも使い始めた人も増えてきています。
私は仕事ではGSUは使う機会はありませんが、フリーソフトのGoogel Sketchup か有償版のSketchup proの違いがそれほど大きくなく、未だ購入しようか悩ましいところです。

というのも私の場合、アカデミックライセンスでの購入が可能なので、1年間9000円(問い合わせた所、コマーシャルライセンスとの違いは使える機能は同じで商用利用か否かのみ)ならば安いとは思いますが、Rubyスクリプトは当然の事ながら、遂には2Dイメージ出力の設定も有償版のアドバンテージだったものがフリー版でも使用できてしまい、結局の所エクスポートが要になってくるかと思います。

フリー版でも3Dデータで書き出す事は可能です。GSU★PARAさんが紹介されているeDrawingsや、LTplus Google SketchUPプラグインのobj_export.rbからobjファイルを書き出して、コンバータでDXFにしてやれば一応は3dのベクトルデータになります。
CAD&CGマガジンでもこれらの方法は紹介されているので、フリー版でも3Dデータで出す事自体は可能であるのは事実です。
しかし、私が素人だからかも分かりませんが、フリーソフトで出した3Dデータは使い物ならないんです。
スケールも壊れてますし、面は全て三角形として書き出されます。

やはりストレス無くエクスポートするためには有償版しか無いのでしょうか、昔は私は@Last Softwareから出していたSketchup pro5Jの8時間体験版をダウンロードして、GSUで出力一歩手前まで作成して、体験版で3分以内エクスポートして貴重な8時間を使っていたりしていましたが、Sketchup6にバージョンアップした際まだ200分以上余っていたSketchup5 proJの体験版が消えてしまい、仕方あるまいとインストールした6の体験版は何故か最初から使用期限が切れているとメッセージが出ていて、もう作業時間をお金に換算すれば十数万円近くお世話になっているソフトなので、有償版を買ってもいいかなと思っています。

しかしながら、フリー版で3D出力ができる.kmzファイルが使えるGoogle Earthは、ソースコードが全て公開されているので、いずれどこかの優秀な方がdxfに変換するツールを作るのは時間の問題じゃないかと思います。
既にGoogle Earthの景観に使われている灰色のモデルもOGLEで変換する事もできます。

とはいいつつ課題の締め切りまであと一ヶ月なので、ここは9000円払って好きなだけエクスポートできる状態の方が安心かもしれません。(2Dのepsへの書き出しもプレゼのレイアウトに最適ですし)

13. Kerkythea上で、モデルとそれに適用されているマテリアルを確認する

Part1のSketchup内での作業では、Kerkytheaに読み込ませるためにマテリアル名を変更していきましたが、それを忘れていてもKerkytheaへエクスポートしてくれる場合もあります。
しかしそれらは必ずKerkytheaが認識してくれるという訳ではありません。

Kerkythea内で、”Select”ツールをクリックして、オブジェクトをダブルクリックすれば、どのマテリアルが使われているのか左のリストで強調表示されます。
逆に左のリストからマテリアルをダブルクリックすれば、画像のようにオブジェクトが強調表示します。
どのパーツにどのマテリアルを適用したのかを覚えていればPart2 12で説明した手順で希望のマテリアルを適用できます。

私の経験では、Sketchup上でレイヤーのごとく適当に分かる色を付けておき、Kerkythea上で一つ一つマテリアルを設定していくので、とりあえずはオブジェクトごとに違う色を事前に設定しておけばいいでしょう。

 

 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

12. マテリアルを適用するか、又は修正

続いて追加したマテリアルを使える状態にします。

手順
1. メニュー”Settings”から”Materials…”をクリックします。

2. Sketchupで使っていたScene Material List上で右クリックし、”Select All”をクリックします。

3. 全て選択したら”Rebuild Selected”をクリックします。

するとこの画像の様に選択したマテリアルのイメージが左側にでてくるはずです。
今回では”the chrome”を選択して、ダブルクリックします。

4. “Get”ボタンをクリックして追加していきます。

5. 続いて、11でインストールしたマテリアルも追加するので、”Settings”から”Materials…”をクリックし、“Current Library”内でOpenボタンをクリックして、ライブラリの中から追加したいものを選び”OK”ボタンをクリックします。

6. Scene Materialウィンドウで変更したいマテリアルを一度だけクリックします。

7. Current Library内で利用したいマテリアルをこちらも一度クリックします。

8.右クリックし、”Apply to left Pane”をクリックして完了です。

 

 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

10. XMLファイルを開いてレンダリングテスト

パート2Kerkytheの設定方法
パート1では、レンダリングするにあたってSkechupでの事前準備をしました。
パート2ではイメージが出来上がるまでの基本操作について解説していきます。

手順
1. SketchupからエクスポートしたXMLファイルを、Kerkytheaを起動してfire>openから読み込みます。

上の画像の様に、キーボードのVを押せば、ワイヤーフレームモードかソリッドレンダリングモードに切り替えられます。デフォルトではワイヤーフレームになっているはずです。

2. “Start Render”ボタンをクリックします。
3. 出てきたウィンドウの一番上のCamera positionは、Sketchupで保存したビューが反映されているので、好みのアングルを選択します。
4. 画像解像度を選択します。最初は、チェックの意味も兼ねて03.Photomap – Quick で、800×600サイズにしましょう。
5. OKボタンをクリックし、最初のレンダリングを開始しましょう。右下のウィンドウから途中経過が表示されます。
6. Start Renderが選択可能になったら、レンダリング終了です。Imageアイコンをクリックして確認しましょう。

また、レンダリングはいつでも途中で止める事ができます。Start Renderを押した直後にミスを見つけた場合、数十分待たなくてよいということです。
簡易レンダリングはたったこれだけで終了ですが、おそらくあなたが思ってる様には表現されず、光の強さやマテリアルが上手くいっていないはずです。
以後、マテリアル→太陽光→照明→エミッタの順に詳細設定を紹介していきます。

 

 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

9. Kerkytheaにエクスポート

いよいよSketchupでの作業が最後となりました。
まずは最新のSU2KTが入ってるかどうか確認し、Pluginsフォルダーにそれが入ってるかをチェックしておいてください。

手順
1. メニューより”Plugins”をクリックし、”Kerkythea Exporter”、”Export Model”をクリックします。
2a. OKをクリックしてください。

2b.何か面を選択した状態でこれを行うと、その面だけがエクスポートしてしまうので、それを未然に防ぐためにCtrl+Tを押して選択を解除するか、”Export sellection only”を”No”を選んでおけば大丈夫です。

3. 一度だけOKボタンをクリックし、XMLファイルを保存する場所を指定します。日本人ユーザーにとっては¥では無く/で表示されるので違和感があるかもしれませんが、バックスラッシュで保存したい場所のパスを入力します。

!重要! KerkytheaはUnicodeをサポートしていません。 つまり日本語で保存すると、文字化けを起こしてエラーの原因となってしまいます。 なので必ず半角英数字で保存してください。 XMLファイルの他に、それに付随するマテリアルの入ったフォルダも同時にエクスポートされるので、マテリアル名も同様に確認しましょう。

エクスポート中はSketchupの左下に、作業内容が表示されます。

完了すると、このようなウィンドウが表示されるので、OKボタンを押してSketchupを終了します。

以上でSketchupでの準備は終了です。お疲れ様でした。
パート2ではKerkytheaを使ってマテリアルの作成・編集や、太陽光の設定、そしてで作成した鏡用コンポーネントを鏡らしくするやり方などを紹介していきます。

 

 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

8. カメラポジションの設定

カメラの視点は、Sketchupで簡単に設定できます。
Sketchup上で見ている視点は、そのままKerkytheaでも反映されているからです。

手順
1. まず、レンダリングする予定の好みのカメラアングルまで移動します。
2. そのままの状態でメニューの”View”から”Animation”、”Add Scene “をクリックします。
3. 作成したいアングルが複数あるばあいは1,2を繰り返して追加してください。

これは10箇所のビューを保存した場合です。

メニューの”Window”から”Scene”パネルを開いて、保存したビューをクリックすれば、シークエンスを表現してくれます。

でも、”Section Planes”で断面オブジェクトをエクスポートしても、Kerkytheaではそれを読み込んでくれません。
断面モデルをレンダリングしたい場合は、”Section Plane”で右クリックをして”Inter section with a model”より、断面との交線を作成し、全てSkechtup上で不要な部分を切り取ってからエクスポートしましょう。

 

 

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7-3. 照明設定(光源の設定 エミッタ編)

続いて、コンポーネントでは無くエミッタ(自らが発光する物体)での設定方法です。

照明コンポーネントとエミッタは似ているように見えますが、エミッタは自らが発光しますが形としてはCG上に表現されません。
私の場合でいえば、建築パースが暗くなってしまった場合に、等間隔で暗い壁の後ろにエミッタを並べれば全体的に明るくなるのでよく使います。

手順

1. 自発光させたいオブジェクトを作成しておきます。今回は正方形の面でやっていきます。
2. “Material window”を開いて、カラー設定をします。画像は黄色のE05番を選んでいます。

3. 作成したモデルに、カラーを適用します。
4. “In model”アイコンを開いて、選んだ色をダブルクリックし、名前を変更します。色名を「(名称)[#]」とすれば#にいれた数字が光の強さになります。

7-2のように、照明コンポーネントをSketchupで配置すれば当然Kerkytheaでもそのコンポーネント内に設定した照明部分が光りますが、今回の”Self Luminance”と”Emitter”ではSketchup上で形があってもレンダリングされたイメージには出てきません。
実際の電球は球状のバルブが光っていますが、そのバルブをモデリングしてコンポーネントとして光らせるとデータが重くなってしまいます。
なのでパソコン上ではバルブの変わりに色々と工夫してエミッタを使えば、レンダリング時間は短縮できます。
でも仮に球状の物体をKerkytheaで読み込んでも、小さな三角形に分割した集まり(上画像)として認識するので場合によって使い分けましょう

上の画像は電球が見えにくいシリンダー状のダウンライトを作っています。
天井に”circle”で円を描き、Push/Pullツールで円筒状にして、その奥に照明を貼り付けてそれらを右クリックして”Make group”でグループ化し、Move/Copyツールで最初と一番奥の照明を配置したあと、”/置きたい数”を入れてEnterキーを押せば、等間隔に配置してくれます。

 

 

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7-2. 照明設定(光源の設定 スポットライト編)


まずは照明コンポーネントの設定方法からです。

1. 明るさを設定するので、オブジェクトの中にある照明コンポーネントを右クリックします。

2. 出てくるメニューの、SU2KT: Edit Pointlight、SU2KT: Edit Spotlightを選択します。

2a. ポイントライトの場合
照明に名前を付けてください。ここで設定した名前はこの後のKerkythea上で反映されます。入力したら、下にある光の強さを設定しましょう。
通常3から5の値で大丈夫です。

2b.スポットライトの場合
2aと同様に、照明の名前と、光の強さを設定します。
Hot Spotには15~20を入れておいてください。
Falloffには90と入れておきます。

このようにSketchup上で簡単に照明部品を作成することが出来ます。

同じ名前で違う形状のコンポーネントを作ると、Sketchupは自動で1つにまとめて名前を付けてしまいます。要するにコンポーネントを右クリックすると、出てくるはずの”Edit Pointlight”が表示されないという事です。

SU2KTのバージョンがVer.2.1を使用しているなら、「su2pov_spotlight」「su2pov_pointlight」と名前を付けることができますが、異なる形状の2つのコンポーネントを同じ名前にする事は出来ないのでご注意ください。同じ名前にすると、Sketchupが自動的に名前を振り分けます。

Sketchup上で、光の強さと言われても、確認する事が出来ないので分かりにくいかもしれませんが、いずれ慣れてくると思います。
ちなみにKerkythea上でも、光の強さを調整できるので、ご安心を。

 

 

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7-1. 照明設定

Kerkytheaではいくつかの照明を取り込む事が出来ます。

照明設定だけ焦点をあてた新しいガイドは近い内に公式サイトよりアップする予定ですが、この回では事前にSketchup上での基本的な照明の設定方法を説明していきます。

Sketchup上で直接的に配置できるオムニライトとスポットライトを中心にして解説していきますが、エミッタ(光を放出するオブジェクト)やセルフルミネンス(自発光する照明)の作り方も後で紹介します。

1.マニュアル設定

SU2KTを既にダウンロードしているのであれば、今回練習する照明用コンポーネントが中に入っているので、「skp-tutorial 」内のコンポーネントをSketchupに保存して使えるようにしましょう。

手順
1. Sketchupを一旦終了して閉じてください。
2. Sketchupをインストールしたドライブ(標準であればC:)から、コンポーネントフォルダ (通常のフォルダ場所Program Files\Google\Google SketchUp 6\Components)内で照明置き場となる新しいフォルダを作成しておきます。
名前は好きに決めてもらって構いませんが、なるべくわかりやすく「SU2KT」や「Kerkythea」などにしておきましょう。
3. Sketchupを開き、「skp-tutorial」をダウンロードしたSU2KT ZiPファイルから開きます。
4. Sketchupメニューの”window”から”Components”をクリックしてコンポーネントウィンドウを開き、”In model”アイコンをクリックします。
5. “su2kt_pointlight.skp”(画像上)を右クリックし、あなたが作ったフォルダへ”Save as”をクリックして保存していきます。
6. 5.の作業を繰り返し、コンポーネントを全て登録すれば完了です。

2.インストーラ版SU2KTの場合

上記では手作業での登録でしたが、SU2KTインストーラーを公式サイトよりダウンロードすれば、 様々なタイプの照明が入ったライブラリを一緒に登録してくれます。(画像上)

SU2KTインストーラーからプラグインをインストールした方は、

1. 同じく”Components”ウィンドウを開いて中にある”KT Lights library”を開いてみましょう。
2. 中に全ての照明が入っているので、それをクリックすればSketchup上に自由に配置できます。

次回より配置した照明の光度や色を詳しく設定していきます。

 

 

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6. 太陽と影の設定

Sketchupで設定した地理上の位置関係はKerkytheaへもエクスポートしてくれるので、予め適切な場所でモデリングしているかどうかを確認しましょう。
ただし、Kerkytheaでインポートしてからでも変更は可能です。

手順
1. “Window”をクリックし、”Model Info”を選択します
2. “Location”をクリックします
3. あなたが作成したい国と都市名をクリックします
4. 必要であれば北の角度を修正して下さい
5. ウィンドウを閉じます

 

“Shadow setting”より、時間帯と季節を決めます。

これらの設定内容もKerkytheaへエクスポートされます。
エクスポートする内容には地理的な場所と太陽の方位が含まれています。
Kerkytheaでの影のかかり方はSketchup上で設定したものと一致します。

レンダリング時に太陽光をいれたい場合は、モデルをエクスポートする前に“Display Shadows”ボタンをクリックしておきます。
もしSketchup上で太陽光を”enable”表示か”unable”非表示にする事を忘れても、Kerkythea上でも同じ事ができるのでご安心を。

設定上の注意
レンダリングする予定のモデル上で、”sky-domes”又は”sky-image”の使用は避けてください。
後にこのガイドでKerkythea上で球状の”sky image”を適用する方法を紹介します。
あなたの作成したSketchupファイルが”sky-dome”を含むなら、それを別のレイヤーとして設定しておき、エクスポート前に非表示としておくことを勧めます。

 

 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

5. 鏡の作成

CG上で鏡があれば、よりリアルに仕上がるでしょう。
しかし、Sketchupでは、鏡の様な効果を出すことはできません。
Kerkytheaなら表現が可能なので、そのために予め下準備をします。

まずは鏡状の効果を作り出せるようなマテリアルをSketchup上で作成しておいてからはじめましょう。

手順
1. 鏡状の効果を出したいコンポーネント、又はシェイプを作成します。
2. どのような色でも効果は出せますが、今回はSketchup状でも反射しなくても鏡っぽく見えるので、Color_001(薄い灰色)を使用します。
3. 色を付けたい面をクリックします。
4.「In model」アイコンをクリックして、先ほど付けた色名をダブルクリックし、覚えやすい名前に変更します。

ここではMirrorと変更しました。

今回は壁に”Mirror”を適用しました。

Sketchup上ではここまでで終了です。
後にKerkytheaで、鏡になるように設定していきます。

 


 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

4. ガラスマテリアルの適用

ガラスマテリアルをKerkytheaで読み込める様にSketchup上で設定します。

手順
1. “Window”から”Material”を開き、“In Model”をクリックします。
2. Sketchup上の透過しているマテリアルの名前の冒頭に”TG_”と付けて、Kerkytheaがそれを透過しているマテリアルだと認識できるようにしましょう。

名前の変更方法
編集したいマテリアル名をダブルクリックして、冒頭に“TG_”とつければOKです。
“Select”tab をクリックして、ガラスマテリアルとして表現したいSketchup上の透明なマテリアルに対して同じ作業を繰り返して下さい。

Sketchup上でカラーの半透明を使えば、Kerkythea上でも同じです。
ただ、レンダリング後でもマテリアルを修正できるので安心してください。

 

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2. SU2KTのバージョンをチェック

最適の結果を得るために、最新のSU2KT Ruby(Ver.2.2)を適切な場所にインストールしてください。
(2007年12月現在、最新版はVer3.0です)
場所例:(Program Files\Google\Google SketchUp 6\Plugins)

手順
1. SketchUp 6を開いてください。
2. Pluginsタブから Kerkythea Exporterをクリックし、About SU2KTを開きます。

3. バージョンがver. 2.11以降かどうか確認してください。

SU2KY Rubyが2.1.1以前か、モデルがエクスポート出来なかった事がある人は、おそらく最新のRubyをインストールしていないからでしょう。
ハードディスク内の“su2kt.rb”ファイルを検索して、ファイルを全て削除して、最新のSU2KT Rubyを http://www.kerkythea.net からダウンロードし、インストールしましょう。

 

「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

1. 面の表と裏

パート1「SketchupからKerkytheaへ」

1. 面の表と裏

「すべての面が表になるようにしよう」


Sketchupでモデリングをすると、面は表と裏とがあります。
初期設定では、表面はベージュ系の色で、裏面は青色です。
もし、面が裏面ならば、「Push/Pull」ツールか「Follow me」ツール上で右クリックし、出てきたメニューから「Reverse face」をクリックして表にしましょう。 もし全ての面を表にしなければ、Kerkytheaは面と認識しないのでレ
ンダリングが失敗しまいます。(Sketchupで設定したマテリアルやテクスチャは、消えてしまうという事です。)

すべての木、地形などは、裏面に見えてしまいます。

テクスチャを裏面に適用すれば、Sketchup上であれば正しく見えるかもしれませんが、Kerkytheaではやはり消えてしまいます。
前面にテクスチャが貼ってあったとしても、モデリング上で裏面であればこれも同じ事です。

面が表か裏かチェックする為に、View > Face Style > Monochrome を選ぶか、Face StyleバーよりMonochromeアイコンをクリックします。

この事はさほど重要でない事のようにみえますが

テクスチャーがひっくり返っても、Sketchup上ではそれを確認する事ができません


「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳

Illustrator & Photoshop & Acrobat

ご存知DTP作業の定番中の定番。Adobe系ソフトです。
Illustratorはベクトルデータを取り扱うので、どれだけサイズをでかくしても出力に劣化が無い事が特徴です。
Photoshopは、ピクセルでデータを扱っていくので、下手に書き出さずにpsdかepsでこまめに保存することをおすすめします。
Acrobatは、PDFデータを作る事ができます。
(といってもフリーソフトで編集機能を持っているソフトもあります。)

何か作品を作る学生であれば、もう既に殆どの方が利用していると思うので、私なりのAdobe系+他のソフトを使っての制作フローをご紹介したいと思います。※PC以外の作業は省いています。

例:「Parallel house

1.データ収集 使用ツール:Google Alerts、検索エンジン(Google,テクノラティ)、その他建築情報系サイト

2.集めたデータを整理して、ダイアグラムを練り、基本テーマ決定

3.Google Sketchupでボリュームチェック、Google Earthで敷地にアップロードし確認

4.引き続きSketchupで、面積計算、大まかなプランを作成し、2次元状態でベクトルデータを書き出し

5.JWCADで読み込み、モデリング用の平面図を作成、途中自由曲線部分はIllustratorで寸法を合わせたベジェ曲線を引いてどちらもdxfで書き出し

6.Sketchupで読み込んでモデリング。途中家具メーカーHPや3D warehouse(Sketchup内3Dデータダウンロード)からコンポーネントを入れて再度確認。

7.壁や、階段など躯体がほぼ出来上がったら各方向から断面スライスをして、平面図・立面図・断面図用に書き出す。その後パースに関係の無い家具や壁を全て削除し、Kerkeytheaにエクスポート。

8.図面用のdxfを読み込んで、JWCADで詳細図面を作成。Kerkeytheaで、外観・内観をレンダリング。

9.出来上がった図面をIllustratorで読み込んで着色。レンダリングが終わったパースイメージをビットマップで書き出し。

10.パースの画像をPhotoshopで加工。最初作成したダイアグラムをIllustratorでグラフや図にする。

11.最後はIllustratorで規定のサイズA1版上に作成したオブジェクトを配置し、レイアウト

といった流れです。実際は素人なので4~6を何度もループします。
ですが最後の正念場の模型制作を除けば、これらを休日中に用意できるので、社会人学生にとっては大変ありがたいソフト達です。

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Google Sketchup

Sketchupは、今年最も私がお世話になって、そして最も驚いたフリーソフトです。
元は違うソフト会社から有料で販売していたものですが、米Google社が買収しフリーソフトとなって誰にでも利用できるようになりました。
Sketchupは二部学生にとって、とっても強力な支援をしてくれます。
私の場合、日曜日しか大学と仕事以外の事をする時間が取れないので、必然的に合理的に処理しなければなりません。(コンピュータに詳しい方であればもっと良い方法があるかと思いますが)
例えば課題でスタディ模型を作る際、そのスタディの目的が天井高の調整であったり、遠くから見えたイメージを確認するためのものだった場合、そのためのスタディ模型を制作する時間は中々取れません。
だからといって3DCADだと、機械的な入力作業で立体物を作っていくので、ちょっとした疑問に対してすぐに答えてくれるようなソフトが、まさにSketchupです。

直観でクロッキー帳にメモ代わりに描いたスケッチをSketchupに読み込んで、パスを追っかけてPullツールで引っ張ればもう3次元物体の完成です。
コンピュータ上で一から何かを作っていくのと、実際に手を動かして作っていくのとでは当然ながら違うものが出来上がってしまいます。
その差を限りなく埋めてくれて、作っている人のイメージをすぐにディスプレイに表現してくれるSketchupは、今までの常識化していた課題を作るプロセスを大きく変える可能性を秘めた、とても優秀なフリーウェアです。

※有償版も販売されています。Sketchup Proであれば3次元ベクトルデータの出力や、EPSフォーマットで出力してイラストレータで加工できたりします。

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Kerkythea

今回は3Dレンダリングソフト「Kerkythea」です。 公式サイトによるとIoannis Pantazopoulos氏が2004年9月に作成したフリーソフトとの事です。
私がはじめて出会ったのは今から1ヶ月半くらい前で、ちょうど設計課題の延長線上で3DCGを少しやってみようと思って試していたら、その解りやすいインターフェイスと、フリーとは思えない高性能ぶりに驚き、結局本当の提出物の一つにしてしまいました。


私の課題はSketchupで最初モデリングをしていくので、このKerkytheaであれば太陽光の設定やマテリアル、照明器具類がそのまま反映されるので特にこだわらなければあっという間に作れてしまうスグレモノです。
本番用のCGはもちろん、途中スタディ模型では難しいマテリアルの表現や、採光などはこちらで作った方が捗るかと思います。

インストール方法と、一通りの使用方法は、GSU★PARAさんのページに詳細が載っているので参考にしてみてください。 日本語版は出ていません。 マテリアル編集画面には物理用語がたくさん出てくるので解りにくいかもしれません。

只今公式マニュアルを翻訳中なので、その出来栄えはお見せできる内容でしたら私のブログにもKerkythea特集を書いてみたいと思います。

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